ハイブリッド化技術

SPMと微粒子吸着剤を組み合わせた、新しいハイブリッド分離材料

SPMは高い透過性を持つ一方で、従来のC18粒子などと比較すると吸着容量が低いという課題がありました。そこで、EVA系SPMの細孔表面に、機能性ポリマー粒子を固定化することで、高速流路と高機能吸着能を両立するハイブリッド化技術が提案されています。

ハイブリッド材料は、EVA樹脂と多孔性ポリマー粒子を熱混合・押出成形することで作製されました。SEM観察の結果、メタクリレート系粒子はSPM表面へ安定的に固定化され、超音波洗浄後でも脱落しないことが確認されました。

さらに、イオン交換基を導入した粒子(MAA、4VP、SSA)を用いることで、SPMにイオン交換能を付与することに成功しました。HPLC評価では、高流速条件(最大3 mL/min)でも安定した保持性能を示し、高スループット分離への有効性が実証されています。

この技術により、SPMは単なる高透過性材料ではなく、機能性分離媒体として応用可能であることが示されました。環境水分析や迅速前処理、高速精製への展開が期待されています。

機能性粒子 × SPM
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